小型コミュニティEVバスを2024年2月に1台導入いただきました、株式会社フォーブル様へ導入後のインタビューを行いました。広島県内では弊社初の小型コミュニティEVバスの導入事例となります。
株式会社フォーブル
取締役 マッキーマン・スコット様
Q1. EVバスを導入するに至った経緯をお教えください。 将来的にEV車両の導入を考えていましたが、昨年、補助制度を活用して実現できました。当時、EVモーターズ・ジャパンは国内唯一のメーカーであったため、言葉の壁やアフターサービス、パーツ供給などの心配がなく、導入を決定しました。
Q2. 今回のEVバスの導入検討~商談~納車~運行までのプロセスはいかがでしたか? 今回は非常に短い期間で決定する必要があり、十分な車両比較や検討ができませんでしたが、EVモーターズ・ジャパンで決定した後、打ち合わせを重ねて、スムーズに進めることができました。
Q3. 弊社のコミュニティEVバスと同サイズのディーゼルバスと比較していかがでしたか? 従来のディーゼルバスに比べてパーツが少ないため、サービスやメンテナンスは簡単で、消耗品(ベルト・オイルなど)の交換も不要です。しかし、EV車両の長さは6.99mでホイールベースが4,800mmと少し長く、団地路線で使用できる路線が少ないため、できれば6.29mのバス開発を検討していただきたいです。
当社ご提案 全長5.99m(ホイールベース:3,500mm)/6.99m(ホイールベース:4,500mm)のマイクロバスを次年度より販売開始予定となっております。 ※数値は参考値となります
Q4. 導入決定後からEVバスの運行までに充電設備や整備体制の準備はいかがでしたか? 車庫の設備を低圧から高圧に変更する必要があったため、初期投資が高くなりましたが、予定通りに工事が完了しました。
Q5. 運行までに感じていた不安や、それに対する対策を教えてください。 新しい技術や操作が多いため、年齢の高い乗務員の研修は大変でした。十分な時間をかけて研修を行ったため、本番運行までに時間がかかりました。
Q6. 実際に運行が始まった後の感想をお教えください。 運転士の中には賛否がありますが、現時点では問題なく運行しています。お客様からは車両の静かさについてご好評の声を頂いています。
Q7. 実際にEVバスを運転している運転士様のご感想をお教えください。 運転士への調査では、「新しい技術に興味がある」という回答が多く、評判は良いです。気になる点は走行中のバッテリー残量と運転席と運賃箱の通路の狭さぐらいです。
当社ご提案 バッテリーの消費量は、気温や天気などのバッテリー環境や運転される方の運転スタイルによっても大きく変動します。バッテリー消費を最小限に押さえる1つの方法として、「4段階回生ブレーキ」を上手く活用することが挙げられます。効率的な運転方法や、設置する運賃はこの種類・メーカー設置方法につきましては、お気軽にご相談ください。
Q8. 運行路線、運行コスト、電費について教えてください。 現在は道の広い団地路線で利用しています。コストや電費については、現在分析中です。
Q9. 御社の今後の展望をお教えください。 乗務員からの評判や運行コスト、補助金制度などを分析し、次のステップを検討しております。また、100VのコンセントやUSBポートが設置されているので、災害時には移動可能な非常用電源車として地元を支援することができればと考えています。
Q10. 弊社に対するコメント EVモーターズ・ジャパンの営業・技術スタッフの皆様はとても丁寧で迅速に対応して頂きました。問題が発生した際には、遅延なく対応策を一緒に考えてくれます。EVバスの購入を検討されているなら、自信を持ってお勧めします。