EV技術の発信、新たな地場産業及び雇用を創出、地域活性化を目的に建設中のゼロエミッション社会の実現をコンセプトとした体感型EV複合施設「ゼロエミッション e-PARK」の第一期及び第二期工事が2025年2月に完了いたしました。
第一期工事では、最終組み立て工場の一部と検査棟が完成し、受入れ時検査及び出荷前検査、バス車両の架装を開始いたしました。
第二期工事では、試運転コース、オフィス棟、塗装場の一部が完成いたしました。最終組み立て棟では、生産設備を順次導入し、国産EVバスの展開に向けて準備を進めております。
今後は、第三期・第四期工事に着手して参ります。
当社では、強固な商用EV量産体制の構築とさらなる車両ラインナップの拡充をはかり、福岡県の新たな地場産業の創出や雇用機会の創出による地域社会の発展に貢献し、ゼロエミッション社会の実現へ邁進して参ります。
第一期・第二期工事完了後の「ゼロエミッション e-PARK」内の様子
- 最終組み立て工場:外観
- 最終組み立て工場:内観
・最終組み立て工場では、順次生産設備を導入しEV車両の組み立て体制を整えて参ります。
- 検査棟外観
- 検査棟:内観
・検査棟では、車両の受入れ時検査及び出荷前検査を行っております。
- 大型洗車機
- 第二期工事:試運転コース
・大型洗車機は、使用した水を再利用する仕組みを構築中で、シャワーテスターとしても利用します。
・試運転コースでは、試乗、完成車両の走行確認や耐久テストのコースとしても使用します。
- オフィス棟外観
- オフィス棟内観(一部)
・将来的なEV車両の生産体制に対応するための社員オフィスを建設いたしました。
ゼロエミッション e-PARKについて

ゼロエミッションe-PARK_完成図
「ゼロエミッションe-PARK」は、『EVを広げる・EVを感じる・施設を楽しむ』をテーマにし、EV車両の生産だけにとどまらず、EV体験(試乗/試運転)、工場見学、EV資料館等までを一貫して楽しめる、体感型EV複合施設です。
また、当施設は、風力発電やソーラー発電を活用した再生エネルギーによる自立発電にて稼働予定です。
名称 | ゼロエミッション e-PARK |
所在地 | 福岡県北九州市若松区向洋町22番地1 |
総面積 | 約58,000㎡ |
施設について | 商用EV最終組み立て工場、完成車両試運転コース、実証実験/自動運転テストコース、リユースバッテリー組立、充電設備、工場見学、EV資料館、EV体験(試乗/試運転)等 |
生産品目 | EVバス、EV物流車、EV特殊車両(移動電源車含む)、リユースバッテリー組立等 |
実施工程 | OEMパートナーよりパーツ類を輸入し、新工場で最終組み立てを行う |
生産能力 | 2025年度は数台から生産をスタートし、最終的には年産1,600台を目指す |
建設計画 | 【第一期工事:完了】 最終組み立て工場(東側)・検査棟 【第二期工事:完了】 試運転コース・オフィス棟・塗装ブース一基 【第三期工事:順次】最終組み立工場(西側)・塗装場 【第四期工事:順次】自動運転開発施設・フレキシブルソーラーパネル設備・風力発電設備 等 |
新規雇用 | 50人~100人を増員予定(雇用形態は未定) |
▼完成イメージ画像
▼完成イメージ ※2023年4月時点