導入事例

【導入事例】伊予鉄バス株式会社 取締役自動車部長 清水様 導入前インタビュー

弊社の大型EV路線バスを12月に1台納車させていただく予定の伊予鉄バス株式会社様へ導入前のインタビューを行いました。四国初の路線を運行するEVバスになります。

 伊予鉄バス株式会社
 取締役自動車部長 清水 達郎様

Q1. EVバスを導入するに至った経緯をお教えください。

カーボンニュートラル社会の到来をひかえ、環境に配慮した事業展開を検討していくなかで、EVバスという選択は必然だと考えていました。
加えて燃料価格の高騰による燃料費およびコロナウイルスの蔓延によりお客様が減り固定費を削減することが喫緊の課題でした。
Q2. 導入決定までのプロセスはいかがでしたか?(期間・苦労等)

先行導入している那覇バスさんに試乗させていただき非常に好感触であった(乗り心地等)ためスピーディーに導入を決定しました。
Q3. EVバスの導入が決定した際の社内・社外の反響はいかがでしたか?

初めて導入するEV車両であり、これまで運用してきたディーゼル車両と全く違うため、充電設備の検討や整備体制の準備など不安もありましたが、社内外からの反響は大きく、非常に大きな期待が寄せられていると感じています。
今回の大型EV路線バスは四国初の路線を運行するEVバスということもあり、同業他社・マスコミからは多くの反響がありました。
Q4. 他社のEVバスが市場にあるなか、弊社EVバスを導入する際の決め手は何ですか?

日本企業が設計開発し販売を手掛けている安心感とバッテリーやインバータ制御に高い技術力を保有されており将来性に期待しました。
Q5. 弊社EVバスに試乗された感想をお聞かせください(加速減・乗り心地)

加減速は想像以上に衝動が少なく好印象でした。実際にバステクフォーラムにて試乗しましたが、特に減速時は安定しており、アクセルを離すと回生ブレーキがしっかりと効くので大変満足でした。
若干上下運動(バウンド)を大きく感じました。
Q6. 車内の装備であったら便利だというものはありますか?

運転席付近の操作スイッチ類が弊社の標準とは違い、使い慣れないものでした。
バス会社ごとに車内装備は違うが、誤作動防止のためにもスイッチ類を導入するバス会社の標準のものへ変更できたら良いと思います。
車内、車外の安全確認のため、多くのカメラが装着されているが、障害物との接触の危険がある時や車内転倒事故防止につながるように、運転手への危険予知アラートを表示できれば良いと思います。
Q7. 弊社のEVバスが提供できるソリューションは何だと思いますか?

運行経費の削減とカーボンニュートラル社会への対応です。
運行経費は燃料費とメンテナンス費用の部分で大幅に抑制できると想定しています。
Q8. 今後、弊社に期待することはありますか?

早期に量産化を確立しバス車両のEV化促進と、長寿命で高効率なバッテリー開発によるコスト削減を期待します。
Q9. 御社の今後の展望をお教えてください。

ディーゼルバスの更新に合わせて収支とのバランスを取りながら毎年5台程度切り替えていければと思います。
継続的に導入し自社車両のEVシフトを進めるとともに業界全体の普及促進に寄与し、低コストかつ地球環境にやさしい交通機関を目指していきます。

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