EV技術の発信、新たな地場産業及び雇用を創出、地域活性化を目的に建設中のゼロエミッション社会の実現をコンセプトとした体感型EV複合施設「ゼロエミッション e-PARK」の第一期工事が2023年12月に完了いたしました。
今回の第一期工事では、最終組み立て工場の一部と検査棟が完成しており、まずは受入れ時検査及び出荷前検査を2月、バス車両の架装を4月より開始できるよう準備を進めて参ります。今後は生産設備を順次導入し、国産EVバスの展開に向けて準備を進めて参ります。
現在、第二期工事も始まっており、2024年は試運転コースとオフィス棟の完成を目指します。
当社では、強固な商用EV量産体制の構築と更なる車両ラインナップの拡充をはかるととともに、福岡県の新たな地場産業の創出、雇用機会創出による地域社会の発展に貢献するとともに、ゼロエミッション社会の実現へ邁進して参ります。
第一期工事完了後の「ゼロエミッション e-PARK」内の様子
・最終組み立て工場では、順次生産設備を導入しEV車両の組み立て体制を整えて参ります。
・検査棟では、車両の受入れ時検査及び出荷前検査を行う予定です。
・大型洗車機は、使用した水を再利用する仕組みを構築中で、シャワーテスターとしても利用します。
・第二期工事では、完成車両の走行確認や耐久テストのコースとしても使用することを目的とした試運転コースの整備に着工しています。
・将来的なEV車両の生産体制に対応するための社員オフィスの建設も進めていきます。
ゼロエミッション e-PARKについて
「ゼロエミッションe-PARK」は、『EVを広げる・EVを感じる・施設を楽しむ』をテーマにし、EV車両の生産だけにとどまらず、EV体験(試乗/試運転)、工場見学、EV資料館等までを一貫して楽しめる、体感型EV複合施設です。
また、当施設は、風力発電やソーラー発電を活用した再生エネルギーによる自立発電にて稼働予定です。
名称 | ゼロエミッション e-PARK |
所在地 | 福岡県北九州市若松区向洋町22番地1 |
総面積 | 約58,000㎡ |
施設について | 商用EV最終組み立て工場、完成車両試運転コース、実証実験/自動運転テストコース、リユースバッテリー組立、充電設備、工場見学、EV資料館、EV体験(試乗/試運転)等 |
生産品目 | EVバス、EV物流車、EV特殊車両(移動電源車含む)、リユースバッテリー組立等 |
実施工程 | OEMパートナーよりパーツ類を輸入し、新工場で最終組み立てを行う |
生産能力 | 2024年は数台から生産をスタートし、最終的には年産1,500台を目指す |
建設計画 | 【第一期工事:完了】 最終組み立て工場(一部)・検査棟 【第二期工事:着工】 試運転コース・オフィス棟 ※順次、組み立て棟(全体)・実証実験 / 自動運転テストコース等の建設に着工 |
新規雇用 | 50人~100人を増員予定(雇用形態は未定) |
▼完成イメージ画像
▼完成イメージ ※2023年4月時点